システム導入屋さんへの道

都内私大大学生が立派なシステム導入屋さんになるまでの道のりをいろんな人に見せて応援してもらう為のブログ

春はあけぼの

お世話になっております。

桜が綺麗だと心から思える歳になりました。

前回に引き続き、社会人生活の振り返りをします。

7月, 8月...あれ僕ってSEだっけ?

プロジェクトに中々アサインされないフラストレーションがMAXになりました。それを見かねたのか、7月1週目くらいにアサインが決まりました。
んで、アサイン先でやったことはローコードアプリの作成でした。システムの運用保守が多いことは知ってたけど、ここまでシステムによるとは当時思ってませんでした。
一言で言うとSIerに就職したのかと思いました。

今でも、システムを扱うにしてもSIerのやることとコンサルがやることは違うと聞きますし、そうあるべきだと思います。しかしながら、要件定義等システム業界にしか転職できないようなスキルしか身に付かないといった点ではSIerとほぼ変わらないと思います。

[学んだこと]
・.Netフレームワークに基づいた各種コード

 9月, 10月...業務コンサルみたいなことする

9,10月は同じクライアント先で新しいアプリを使うためのマニュアル作成を担当しました。
いろんなマニュアル参考にして作成するも、特に自分に意見がなかったので上司への説明に苦労しました。ここでは社会人として働く上で大切なことを学んだ気がします。
この期間は中々メンタルにきましたが、楽しかったです。

あと資料の修正が面倒だと言うことがわかりました。
例えば、違うシートやスライドに同じ文章を記載する必要がある場合は、文章のマスターファイルを作成し”置換”機能を使って修正した方がいいことを身をもって知りました。それまでは同じ文章を入れるならそれらは1枚にまとめた方がいいと思っていたので、同じ文章を複数の箇所に入れるなんて経験がなかったため、苦労しました。
振り返ってみると、マニュアル構成をもっと考えて作業を減らす方向に持っていった方がよかったかもなと思います。

10月末に最初のプロジェクトをリリースされました。自分でもバリューのvの字も出せていなかったので、納得です。

仕事を能動的にしろ!とはよく言われますし自身でもそうだなと思いますが、何が必要でどこが足りてないかなどはある程度経験がないと把握できません。
また「何かできることありますか」と聞いても、SE経験のない私に振るメリットより私をケアするデメリットの方が大きい作業ばかりでした。
なので、自分の不甲斐なさを悔いるよりも「ああこれはコンサルじゃなくてベンダーだと言われるわけだ」と自分の正当化に走っていました。特にここに変化はありません。

[学んだこと]
・若い時はファクトを集めて一点突破するしかないこと
・ある程度ポジションを決めて仕事に取り組まねばならないこと
・後続の作業負担がないように作業計画を検討すること

11月, 12月...調べ物したい!

夏ごろからMaaSについて調べる社内活動に参加し、その活動を本格的に行いました。プロジェクトの方はというと、SAP周りのRPA化の自動化評価と社内経理部の作業自動化のプロジェクトに入りました。

MaaSの方はとても楽しかったです。例えば東京モーターショーの視察に行きました。
オンタイムで移動手段が目の前に現れたり、クルマの部品の不具合情報を自動で確認できるようになったりする社会が紹介されてました。それらを実現するためにはセンサーや通信機能をつけるので、部品メーカーが”クルマ”を主導して作ってしまえる時代になることに気づきました。それらを踏まえた上で、OEMがクルマのデザインで差別化を図ったり移動に重きを置いた街づくりに取り組んだりすることに繋がり、自分の中で車に関わるメーカーの見ている未来が見えた気がして楽しかったです。
こういった気づきを踏まえて、社会へのインパクトや企業価値を上げるために何をするべきかをクライアントに提案できるようになりたいと考えるようになりました。またそうでないと事業会社が外部の人間を登用する意味がないことに気がつきました。そのためこの期間の経験は自分の中で大変学びになりました。

プロジェクトについてはRPAの限界に気がつきました。例えば、SaaSと単純なRPAの相性が悪いことです。SaaSのアプリは頻繁にアップデートがある認識で、画面変更のアップデートがなされると画面上のどこの数字を持ってくるといったRPAの機能はそのアップデート毎に機能しなくなります。現在の多くの企業が使っているガチガチスクラッチ開発のシステムであれば、画面上でどこに何があるかは改修のタイミングでしか変わったりしませんが、SaaSの業務アプリが一般化した場合RPAでの業務自動化は限界があるかもと思うようになりました。
汎用的な部分については予め上司の予定を押さえておくといったことを学びました。

[学んだこと]
・MaaS面白い!
・自分の気づきをしっかりアウトプットするべきということ

 

こんな感じですね。

ではまた。